育毛剤必須成分「塩酸ジフェンヒドラミン」の育毛効果と副作用解説!
塩酸ジフェンヒドラミンは多くの育毛剤に含まれている成分で、主な商品ではイクオスやチャップアップに配合されていることが分かっています。
ただ、育毛成分であることは分かっていても、具体的な効果については知らないという人も多いのではないでしょうか。
塩酸ジフェンヒドラミンの効果は?
塩酸ジフェンヒドラミンの効果は、大きく分けると2つです。
血行促進効果と、抗炎症効果です。
それぞれどのような形で、育毛につながっているのでしょうか。
血行促進効果
頭髪の成長のためにはタンパク質や亜鉛などの栄養素や、細胞分裂のエネルギー生成に必要な酸素が欠かせません。
これらは頭皮から直接取り入れられるわけではなく、消化器や呼吸器などで取り入れて、血流で頭皮まで運ばれます。
問題はストレスや喫煙などによって、血行が悪化してしまったときです。
血行悪化により、頭髪の成長に必要な栄養分や酸素が十分に運ばれてこなくなるからです。
これによって頭髪の成長が妨げられ、薄毛を促進させることになってしまうのです。
前頭部や頭頂部はいずれもAGA(男性型脱毛症)の症状が出やすいとされていますが、これはどちらも血行が悪化しやすいことも関係しています。
塩酸ジフェンヒドラミンには、血行を促進してくれる効果があります。頭皮に塗布することで血流が良くなり、栄養素や酸素が毛根まで潤沢に運ばれるようになるのです。
この結果、頭髪の成長が促進され、育毛効果につながることが期待できるというわけです。
実際、頭皮の血流と頭髪の成長との関係は密接です。
AGAクリニックで処方されているミノキシジルが、血管を拡張することで血流を良くする薬だということを見ても、そのことは理解できるのではないでしょうか。
▼リアップの主成分もミノキシジル
塩酸ジフェンヒドラミンは、このミノキシジルに似た効果を持っていると考えれば、分かりやすいのではないでしょうか。
抗炎症効果
薄毛の原因というとAGAばかりが注目されがちですが、他にも原因はあります。頭皮の炎症も、薄毛の原因のひとつになっているのです。
例えば不十分な洗髪や脂っこいものの食べすぎなどで頭皮の皮脂が過剰な状態になると、毛穴に詰まってしまいます。
ここにマラセチア菌をはじめとする雑菌が感染すると炎症の原因となり、炎症の悪化によって脂漏性脱毛症になってしまうこともあるのです。
逆に過剰な洗髪などによって頭皮の皮脂が不足すると、乾燥によってフケが増えてしまいます。
このフケが毛穴に詰まっても炎症を引き起こし、粃糠性脱毛症の原因となります。
炎症を起こしても重症化しなければ、脱毛症になる可能性は低くなるというわけです。
塩酸ジフェンヒドラミンの抗炎症効果は、炎症を起こしたときに治癒を早めるものです。
炎症を早期に治すことで重症化を防ぎ、炎症に起因する脱毛の防止が期待できるというわけです。
直接の育毛効果というわけではありませんが、サポート的な役割だと考えればいいのではないでしょうか。
このように塩酸ジフェンヒドラミンは頭髪の成長を促す効果と、それをサポートする2つの効果を持っているのです。
多くの育毛剤に配合されているのもうなずけますね。
塩酸ジフェンヒドラミンの副作用は?
問題は、塩酸ジフェンヒドラミンには副作用が確認されていることです。
口の渇きや心拍数の増加、眠気などの症状が代表的で、風邪薬を飲むと眠くなるのは塩酸ジフェンヒドラミンによるものと思っていいでしょう。
大量に摂取すると命にかかわるケースもあることが分かっています。
ただし、これはあくまでも塩酸ジフェンヒドラミンを経口摂取した場合の話です。
育毛剤に配合される場合は、あくまでも塗布してピンポイントに効果を出すことが想定されています。
しかも、経口摂取した場合に比べ、塗布した場合は体に吸収される量はわずかです。
飲むミノキシジルは死亡事故も!?
好例がミノキシジルで、塗布薬としての副作用は頭皮のかぶれ程度です。
しかし、経口薬であるミノキシジルタブレットの場合は、血圧異常によって命にかかわる臨床例まで確認されているのです。
また、強い副作用があるとされるステロイド剤の場合も、外用薬として使用した場合は内服薬よりも副作用が出にくいことが分かっています。
育毛剤に配合されている塩酸ジフェンヒドラミンについては、一気飲みするような非常識なことをしない限り、副作用についてはほぼ心配することはありません。
まあ、頭につける育毛剤を飲む人はいないでしょうから、安心して使用してOKですね。
まとめ
塩酸ジフェンヒドラミンは頭皮の血行を促進し、炎症を抑える効果で、育毛をサポートしている優れものなのです。
副作用についてもほぼ心配ありませんし、いろいろな育毛剤に配合されているのもうなずけますね。
その前に、副作用があったら医薬部外品の育毛剤ではなく、医薬品になってしまいます笑
厚生労働省に安全が認められている、イクオスなどの医薬部外品育毛剤であれば安心です(^^)
そんな医薬部外品だけどのランキング記事は下記↓↓↓で紹介しています。