【6番勝負】フィンジアとポラリスを徹底比較したので報告!
育毛剤「ポラリス」はネットで口コミが広がっているアメリカの育毛剤です。主成分はミノキシジル。その他にも魅力的な育毛成分が含まれています。しかし、手に入れるには個人輸入となり難あり。
安全なの?
副作用はないの?
そういった点を含めて、フィンジアと比較してきたいと思います。
成分の比較結果を報告
育毛剤はどのメーカーも独自の成分や配合をしています。まずは、フィンジアとポラリスの配合成分についてみていきましょう!
フィンジアの主要成分
フィンジアの3大成分が「キャピキシル」「ピディオキシジル」「トウガラシ果実エキス」です。
キャピキシル(アカツメクサ花エキス、アセチルテトラペプチド-3)
キャピキシルは脱毛抑制と育毛促進のための新成分です。男性の脱毛を促進する酵素5α-リダクターゼを阻害するとともに、毛母細胞に働きかけることで発毛を促進します。
開発したルーカスマイヤーコスメティックス社によると、ミノキシジルの3倍のパワーが確認されたそうです。
ピディオキシジル(ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド)
ミノキシジルの化学構造を変化させたものです。ミノキシジルは血管を拡張させる働きがありますが、副作用もあり使用に注意が必要です。
ピディオキシジルは、ミノキシジルと同等の効果がありながら副作用を抑えた成分と考えていいでしょう。
トウガラシ果実エキス
発汗によって毛穴を内側から開かせ、有効成分を無駄なく頭皮に浸透させるために配合されています。
これをゲートアクセス理論というらしいですが、なんとなく毛穴が開くのは想像できますね。
ヒオウギエキス
男性ホルモンを強力な脱毛ホルモンDHTに変化させる「5α-リダクターゼ」を抑制します。結構、私が重視している成分です。
欲をいえば、オウゴンエキスも入っていたら最高でした^^
また、保湿効果もあり、頭皮環境の改善に役立ちます。
ポラリスの主要成分
ポラリスは、アメリカのポラリスリサーチラボラトリーズという企業が開発した新成分です。
ミノキシジルとりんごポリフェノールを配合しており、NR-07、NR-08、NR-09、NR-10、NR-11の5種類があり、ミノキシジルの濃度やその他の配合成分の濃度・有無が違います。
今回は、私が使用したNR-07の成分について記載します。NR-07はミノキシジル5%、アゼライン酸2%配合で、ポラリスの中では最もベーシックなレベルです。
ミノキシジル
元々は高血圧改善用に開発されましたが、副作用として髪が生える作用があり、のちにハゲや脱毛症の治療薬として販売されることになりました。
血行を良くし毛乳頭細胞や毛母細胞に働きかけるとされていますが、詳細はまだわかっていません。
りんごポリフェノール
りんごに含まれるプロシアニジンというポリフェノールに、発毛・育毛効果があることが研究で明らかになりました。
平成13年の富山大学と協和発酵の研究によると、毛密度増加率71%、1平方センチメートル当たり22.8本の発毛が見られたということです。
プロシアジニンは強い抗酸化・抗菌力を持ち、頭皮に細菌が繁殖するのを防ぎ頭皮環境を整えるとされています。
また頭部全体の血行を促進するため、髪の毛のコシやハリが増し、生え際やM字ハゲにも使用でき、健康な毛髪作りに効果が期待できます。
アゼライン酸
ポラリスのNR-07・NR-08に含まれている成分です。1988年に英国で「アゼライン酸には5α-リダクターゼを阻害する強力な作用がある」との研究結果が発表されて以来、欧米では広く使用されている成分です。
元々はニキビ治療用でしたが、抗アンドロゲン作用がありDHTの生成を抑制することや、フィナステリドの使用では効果が見られなかった人にも作用するといわれています。
アデノシン
資生堂の育毛剤「アデノゲン」で有名ですね。
【出典元:https://www.shiseido.co.jp/adeno/adenosine/】
資生堂ではメイン成分なのに、ポラリスではサブ成分です。
FGF-7を生成して、発毛を促進する成分で知られています。FGF-7は毛乳頭細胞から作られて、毛母細胞を活性化する働きがあります。
成分比較まとめ
フィンジアに配合されているキャピキシルは、世界的な化粧品原料の展覧会イン-コスメティックスで2011年に銅賞、2015年には有効成分部門などで金賞を受賞した、信頼のおける成分です。
ピディオキシジルも多くの国で使用されており、その発毛促進作用は十分期待できます。国内でもスカルプDのまゆ毛美容液に使用されていて、安全性は問題ないでしょう。
対するポラリスのミノキシジルとりんごポリフェノールも、効果は十分期待できます。しかしながら、フィンジアにはミノキシジルの3倍パワーであるキャピキシルや、その同等のピディオキシジルが配合されています。
データで判断する限り、引き分けって感じですね。
副作用の比較結果を報告
両方とも効果が高そうなだけに、合わない場合副作用も強そうですが、実際はどうなのでしょうか。
フィンジア
フィンジアの成分で医薬品のカテゴリーに入るものはないので、副作用というものはありません。
ただ、エタノールや天然成分が多く含まれていますので、アレルギーを起こす危険性がないとはいえません。皮膚の弱い方は部分で試してから使用したほうが良いでしょう。
ポラリス
ポラリスにはミノキシジルが含まれており、この成分で副作用が出たという報告はいくつかあります。
頭皮の炎症、荒れ、かゆみ
ポラリスは日本の薬事法外の製品のため、日本人には刺激が強い場合がある
血圧の低下
血管が拡張されるため血圧が下がり、低血圧症になる場合がある
体毛が濃くなる(髭・腕・足など)
血行が促進され栄養が全身に届くため、髭・腕・足などの体毛も濃くなる場合がある
ニキビができやすくなり、脂症になる
新陳代謝がよくなると皮脂の分泌が活発になるため、頭皮や肌にニキビが出来たり肌荒れを起こす場合がある
自分の場合は頭皮がかゆくなり、少し炎症を起こしました。一時的なものでしたが、肌が弱い人の中にはなかなか炎症が引かない人もいるそうです。
また、同じくミノキシジルを配合したリアップで何らかの反応が出た人には、ポラリスは向かないかもしれません。
【参考元:http://www.pmda.go.jp/files/000145885.pdf】
副作用比較まとめ
副作用を選択判断で重視するなら、断然フィンジアです。ポラリスはミノキシジルや他の成分の副作用が気にかかるところ。かゆみは高確率で出るでしょう。
フィンジアが、やっぱり長く続けれそうです。
価格の比較結果を報告
フィンジアはWeb通販で変えます。ドラッグストアーなどの店頭では販売されていません。一方、ポラリスは海外からの個人輸入のみとなります。
フィンジア
1本だけの場合は12,800円(税込)に送料640円かかります。3本セットなら34,800円で1本換算11,600円になり、送料が無料になります。
定期便にすれば、1本なら9,980円、最安なのは3か月ごと3本のセットで26,900円(カート画面に表示されます)、1本あたり8,967円で、どちらも送料無料です。
定期便にしても、頭皮に合わなければ事前連絡でいつでも中止・休止できます。
最安は1ヶ月8,967円です。
ポラリス
個人輸入代行業者に頼んで購入することになります。代行業者大手のオオサカ堂の場合、ポラリスNR-07が2本で7,150円、1本なら4,075円で送料無料と格安です。
為替の変動で価格は異なりますが、フィンジアの半額くらいの値段になります。
1本4,000円ちょいで激安!
価格比較まとめ
金額で考えるのであれば、圧倒的にポラリスが安くなります。ただし、海外からの個人輸入の危険性を知っておきましょう。
副作用が出てもすべて自己責任になる
日本で販売されている医薬品には「医薬品副作用被害救済制度」があります。
これは、医薬品を正しく使用したにも関わらず、重篤な副作用が出たり、後遺症が残った場合、救済給付が行われる制度です。
しかし、ポラリスを個人輸入した場合、この制度の対象外となります。
本物かどうか確証が取れない
代行業者の多くは本社を中国、香港、タイ、インドなどに置いています。こういった国々は偽物天国ですから、代行業者が偽物を販売する可能性があります。
また、代行業者自体には問題がなくても、製品を製造国から輸入する過程で偽物にすり替えられる恐れもあります。
天然成分が配合されている場合、製造ロットにより色や香りにバラつきが出ます。前回購入した商品と色や香りが違った場合、それがロットの違いによるものか、偽物なのか、素人には判断が困難です。
商品の使用方法の日本語記載がない
医薬品医療機器等法(薬事法)の規定により、具体的な使用方法や効果、効能、副作用などについて代行業者が説明することはできません。
個人輸入はすべて自己責任となりますから、その点を理解の上で購入してください。
返金保証比較の比較結果を報告
使ってみたけれど合わなかった、毎日使用するのは無理…色々な理由で返品を考えることはあるものです。使用中のものでも、返品できるのでしょうか。
フィンジア
フィンジアには初回購入時の1本目のみ返金保証制度が適用されます。商品到着日から30日以内に、事前連絡の上元払いで返品します。
返金の振込手数料が引かれますが、どの銀行に振り込んでもらうことも可能です。
ポラリス
ポラリスは個人輸入となりますので、代行業者に返品して返金してもらうことはできません。たとえ未使用状態でも、クーリングオフ制度適用外となります。
返金保証比較まとめ
ポラリスはどこの輸入代行業者を使ったとしても、返金は不可能です。万が一のことを考えると、国内で取引できるフィンジアが安心です。
容器・使用感の比較結果を報告
容器の使い心地や使用感も、長く続けるには大事なポイントです。
フィンジア
スプレータイプで、スポイトタイプに比べると非常に手軽です。薄毛の部分にピンポイントで噴射できるので、無駄がありません。
液は無色透明でほとんど無臭です。
ポラリス
ポラリスはスポイトタイプになります。
髪が濡れている時につけると、若干独特の匂いがあります。また、液体は茶色なので、垂れると目立ちます。
少々ベタつき、また完全に乾いていないうちは、枕やシャツに色が移る場合があります。
これがちょっときつい!
私はずっと続けるとなると、ダメでした…
容器・使用感比較まとめ
フィンジアはスプレータイプで、使いやすいです。やはり、スポイトタイプは少し面倒。
それよりもポラリスのニオイと色ですね。日本製のような細やかな気配りがない感じがしました。
塗布してすぐに外出⇒汗をかくと、茶色の汗が流れます…これは夏場には使えないと思いました。
トータルで考えると、フィンジアのほうがずっと安心感があります。
頭皮浸透力の比較結果を報告
いくら成分が良いといっても、頭皮に浸透しないと意味がない。人気育毛剤は浸透力を重視しています。フィンジアとポラリスはどうでしょう?
フィンジア
フィンジア独自の「ゲートアクセス理論」により、カプサイシンの発汗力が毛穴を開かせ、成分を頭皮の奥まで浸透させます。しっかり対応していますね。
ポラリス
ポラリスも、「Liposphere(リポスフィア)テクノロジー」で浸透力を高めています。これは成分をより肌に吸収させるために、成分を人間の肌細胞に近い形の配列にする方法です。
浸透力比較まとめ
浸透力に関しては、どちらもしっかり対策が取られていますから安心です。浸透力を高める製法は各社バラバラ。どれがイイっていうのも判断しにくいですが、頭皮マッサージ後に塗布するだけでも全然違いますよ。
勝負は引き分けですね。
まとめ
現在リアップを使用している場合は、価格の安いポラリスを試してみるのも良いかもしれません。
ミノキシジルが5~16%配合とラインナップは豊富。それ以外にも頭皮に良い成分が厳選されていますので、これまで以上の効果が期待できます。
ただし、色とニオイ、べたつきは強烈です^^;
副作用も気になるところですね。
まずは副作用の心配がほとんどない「フィンジアを半年ほど使用し、それで満足できなかった場合にはポラリスに変える」でもいいかな。
リアップも少しニオイはありますが、それをさらに強力にした感じです。続けていけるかは個人差でしょうけど、私は無理でした(TT)
フィンジアでも結果はでているので、おすすめはできます!