イクオス&イクオスサプリEXの副作用は?頭皮のかゆみやED等が心配!
AGA(男性型脱毛症)をはじめとする薄毛の治療には、頭皮のかゆみや性欲減退などのネガティブなイメージがあります。
これは治療薬であるミノキシジルやプロペシアの副作用の影響かもしれません。
イクオスには、ミノキシジルもプロペシアの主成分であるフィナステリドも含まれていません。それでも、頭皮がかぶれたり、性欲減退が起きたりする可能性はあるのでしょうか。
結論から書きましょう!
イクオスで頭皮がかぶれる可能性はあります。また、イクオスサプリEXには、摂取を推奨できないケースもあります。
※私はどうだったか?「【効かない人は?】育毛剤イクオスの写真付き効果や最新口コミ紹介!」を参照ください!
育毛剤によるかぶれはミノキシジルのせいかも?
ミノキシジルに頭皮のかぶれや湿疹といった副作用があることは、添付文書にも書かれていることです。ただ、副作用の発現率は1割弱といったところです。
▼リアップの添付文書
AGAクリニックをはじめとする医療機関は、ミノキシジルに副作用のリスクがあることを把握していますが、それでも薄毛治療に効果があると判断したうえで処方しているというわけです。
ミノキシジルはもともと、高血圧患者の血圧を下げるための血管拡張剤として開発されました。本来は内服薬で、服用している患者の体毛が濃くなる副作用があることが分かっていました。
この副作用に着目し、ミノキシジルの水溶液を頭皮に塗布したところ、毛細血管が拡張されて血流が良くなり、頭髪の成長力がアップすることが分かったのです。
これをきっかけに、ミノキシジルはAGAをはじめとする薄毛の治療薬として使用されるようになったのです。
問題は、頭皮の血流促進に伴って、皮脂の分泌量が増えることです。
頭皮は体内で最も皮脂の分泌量が多い部位であるうえ、AGA患者は原因となる男性ホルモン由来物質・DHT(ジヒドロテストステロン)の影響で皮脂の分泌量が増加しています。
ここにミノキシジルの効果が加わると、皮脂の分泌量が過剰になり、毛穴に詰まってしまいます。
ここに頭皮の常在菌が感染すると炎症を起こし、頭皮のかぶれやかゆみにつながってしまうというわけです。
繰り返しますが、ミノキシジルの副作用発現率は1割弱にすぎません。ただ、実際に副作用が出ている人がいることは間違いありません。
また、ミノキシジル配合の発毛剤であるリアップは、使用者に死者が出ていることも分かっています。
厚生労働省と大正製薬はリアップとの因果関係を否定していますが、添付文書では高血圧や低血圧の人、心疾患を抱えている人は使用前に医療機関に相談することを推奨しています。
こうした事例が、育毛剤のネガティブイメージにつながっていることは想像に難くありません。
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イクオスは安全性重視でミノキシジルなし
では、イクオスはどうでしょうか。冒頭にも書きましたように、イクオスにはミノキシジルは配合されていません。
少なくともミノキシジルの副作用とは無縁だと言えます。
イクオスの育毛成分は天然由来
イクオスの公式サイトによると、配合されている育毛成分は基本的に天然由来のものです。
主成分であるAlgas-2は海藻由来ですし、DHT生成抑制効果があるとしているオウゴンエキス、脱毛因子をブロックするクワエキスなども植物からの抽出成分です。
グリチルリチン酸ジカリウムという化学薬品のような成分も配合されていますが、こちらも甘草という植物から抽出されている自然由来成分です。
イクオスがミノキシジルではなく、自然由来成分を配合しているのにはちゃんと理由があります。
イクオスの公式サイトでは「ミノキシジルは副作用のリスクが高い成分であり、あえてミノキシジルを使わない製品の開発を行ってきた」と説明しているのです。
上述のように、ミノキシジルの副作用の発現率は1割弱にすぎませんが、それでもリスクが高いと判断し、安全性にこだわってきたというわけです。
育毛成分に化学薬品ではなく、自然由来成分を配合していることからも、副作用のリスクを可能な限り避けるという安全性重視の姿勢がうかがえます。
イクオスは「医薬部外品」
もうひとつ注目すべき点があります。それは、イクオスが「医薬部外品」に指定されているということです。
ミノキシジル配合製品のひとつであるリアップのように、医薬品には指定されていません。
医薬部外品は、病気の治療ではなく予防に重点が置かれており、医薬品に比べて効果が緩やかなのが特徴です。
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その代わり、副作用のリスクが小さいというメリットも併せ持っています。
リアップは医薬品の中でも効果が高い半面、副作用のリスクも高い第一類医薬品に指定されています。強い効果が、かえって裏目に出ているということなのかもしれません。
ただ、医薬部外品の効果が緩やかであるということは「効果がない」ことにはつながりません。
特定の疾患の予防に関して一定の効果があると厚労省が判断しているからこそ、医薬部外品に指定されているのです。
イクオスも、AGA対策に一定の効果を発揮することが期待できるというわけです。
イクオスでかぶれが出るケースがあるの?
とはいえ、イクオスは絶対に安全なのかというと、そうとも言い切れないのが実情です。
ネットでは、決して多いとは言えませんが、イクオスを使って頭皮がかぶれてしまったという口コミも存在しているのです。
ミノキシジルを排し、自然由来成分を使用しているにもかかわらず、頭皮への悪影響が出てしまうのは、エタノールが関係している可能性があります。
イクオスにエタノールが配合されている理由
上述のようにイクオスの育毛成分は天然由来のもので、その種類は61と豊富です。こうした成分の中には、水に溶けにくいものも存在しています。
水に溶けにくい成分を抽出するために使用されるのがエタノールで、製法上どうしても混入してしまうというわけです。
また、エタノールは病院で消毒剤としても使用されています。育毛剤にエタノールを配合することで、育毛成分の変質を防ぐことが可能です。
育毛成分が変質すると、本来の効果を発揮してくれないどころか、頭皮などに悪影響を与えてしまうことも否定できません。
エタノールそのものには、抜け毛を抑制したり、頭髪の成長を促したり、頭皮の状態を整えたりする働きはありません。
にもかかわらずイクオスをはじめとする多くの育毛剤にエタノールが配合されているのは、それなりの理由があるというわけです。
エタノールが頭皮を荒らす原因になる!
問題は、このエタノールが肌荒れの原因となってしまうケースがあることです。
エタノールによって頭皮が荒れるかどうかは、個人の体質によるところが多いのですが、化粧品に含まれているエタノールが肌荒れの原因となるケースが意外と多いのは、医療関係者も認めているのです。
病院で注射を受ける際に必ずと言っていいほど聞かれるのが、消毒用アルコールによって肌がかぶれたことがあるかどうかです。
エタノールが肌に悪影響を与えるケースが予想以上に多いことの傍証と言っていいかもしれません。もちろん、頭皮も例外ではありません。
イクオスによって肌が荒れてしまうようなことが起きた場合、エタノールが原因となっている可能性は高いといえます。
エタノールが配合されていない育毛剤を使用することで肌荒れが収まるようなら、間違いなくエタノールが原因です。
ただ、そのような育毛剤にイクオスほどの効果が期待できるかどうかは、何とも言えないところです。
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原因はイクオスじゃなくシャンプーかも?
ただ、頭皮が荒れる原因は育毛剤とは限りません。普段使用しているシャンプーが、頭皮の状態を悪化させる原因となっている可能性もあるのです。
ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウムといった石油系や、石鹸系の界面活性剤が含まれているシャンプーは、洗浄力が強すぎるので要注意です。
上述のように、頭皮は体内で最も皮脂の分泌量が多い部位ですが、これは紫外線などによって水分が蒸発するのを防ぐためです。
石油系や石鹸系の界面活性剤が含まれるシャンプーは、皮脂を必要以上に洗い流し、頭皮を乾燥させる原因を作ってしまうのです。
頭皮の乾燥によってフケが増え、毛穴に詰まって炎症を起こすケースもあります。
イクオスを使って頭皮に異常が起きた場合、普段つかっているシャンプーの含有成分を見ることもお忘れなく。
イクオスサプリEXは少し注意が必要です
では、イクオスサプリEXの方はどうでしょうか。
こちらも基本的に育毛成分による副作用はありませんが、使用が推奨できないケースもあるのです。
プロペシアのような副作用だけはイヤだ…
イクオスサプリの主成分のひとつ、ノコギリヤシは2型5α-リダクターゼという酵素の働きを抑えます。
2型5α-リダクターゼは、男性ホルモンからAGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)を生成するために必要なものです。
ノコギリヤシによって2型5α-リダクターゼの働きを抑えられれば、AGAの進行を食い止めることが期待できるのです。
ノコギリヤシの効果は、実はプロペシアの主成分であるフィナステリドと似ています。
プロペシアには精力減退や精子減少などの副作用があることが、添付文書に記載されています。
▼プロペシアの添付文書
これに対して、ノコギリヤシはイクオスサプリEXに含まれている量の3倍を摂取しても副作用が起きないことが、米の研究グループによって実証されています。
逆に、ノコギリヤシは精液の量をアップさせると週刊誌で紹介されていました。
※イクオスサプリには他にも精力系成分が含まれています
プロペシアの副作用が怖いという人にとっては、ノコギリヤシは理想的な育毛成分だと言っていいでしょう。
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妊娠・授乳中の女性は念のため控えよう!
ただ、ノコギリヤシの摂取については、妊婦や授乳中の女性は推奨できません。DHT生成抑制が、赤ちゃんに悪影響を与える可能性が否定できないからです。
赤ちゃんが男の子の場合、DHTは性器の生成に必要です。ノコギリヤシによってDHTの生成を抑えると、男性器の発育不良を招く可能性が否定できないのです。
ノコギリヤシの成分が胎盤や母乳を通じて赤ちゃんに与えられてしまうと、男性器の生成に必要なDHTが不足する可能性があるというわけです。
プロペシアが女性に処方できないのも、この問題があるためです。
ノコギリヤシについても、小林製薬のように妊婦や授乳中の女性の摂取を控えるよう記載されています。
イクオスサプリについても、妊婦や授乳中の女性は摂取を控えた方がいいかもしれません。
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1年以上イクオスを使用している私は?
では、1年以上イクオスと、イクオスサプリEXを併用している私の場合はどうでしょうか。
少なくとも現時点では、ミノキシジルのように頭皮がかぶれることはありません。プロペシアのように、ED(勃起不全)が起きたりするようなこともありません。
それどころか、旅行中などにイクオスを使用しないと、頭がかゆくなってくることがあるくらいです。
これは、イクオスに頭皮の状態を正常化する成分が含まれているためでしょう。
上述のようにAGAを発症している人は頭皮の皮脂の分泌量が過剰になりやすいので、イクオスによって頭皮の状態が整えられているのかもしれませんね。
大多数の人が問題ないように、私も全く問題ありません^^
万が一かぶれても全額返金保証制度がある
もっとも、育毛剤の効果には個人差があります。エタノールが頭皮の悪影響を与えるかどうかについても、同様です。
万が一イクオスを使用して頭皮がかぶれたら、使用を中止せざるを得ないでしょう。
ただ、イクオスが使用できなくなっても、少なくとも金銭面では心配することはありません。イクオスには全額返金保証制度があるからです。
イクオスは購入してから45日以内ならば、購入代金のほぼ全額を返金してくれる制度が用意されています。
育毛剤の効果が出るまでには半年ほど必要なので、45日程度で効果の有無を判断することは難しいです。
ただ、エタノールによる頭皮への悪影響があるかどうかは、45日もあれば十分確認できます。これならば、安心して購入できるのではないでしょうか。
まとめ~心配しないでイクオスを使おう!~
イクオスはミノキシジルやフィナステリドと比較すれば圧倒的に安全ですが、万全というわけではありません。
ただ、エタノールによって悪影響が出た場合でも、全額返金保証制度を利用すればいいので、必要以上に心配することはないでしょう。
サプリについては、妊婦や授乳中の女性は控えた方が良さそうですが、それ以外については副作用を心配することなく使えそうです。
いずれにしても、基本的にイクオスの使用に当たっては心配無用です。育毛剤のネガティブなイメージにとらわれることなく、安心して使えるかと思います。
私は1年以上、イクオスとイクオスサプリEXを使っていますが、副作用の「ふ」の字もない感じです(^^)
※販売会社の株式会社キーリーに問い合わせても、「今まで副作用の報告はありません。」ということでした。