プロペシア(フィナステリド)で性欲が落ちる理由を徹底究明!

プロペシア(フィナステリド)で性欲が落ちる理由を徹底究明!

 

プロペシアはAGA(男性型脱毛症)の治療薬としては優れた効果を持っていますが、さまざまな副作用があることも分かっています。

 

そのうちのひとつに「性欲減退」があるのです。若ハゲの男性にとっては、AGAよりも深刻な悩みとなってしまいかねません。

 

なぜそのようなことが起きるのかについて、簡単に説明していきましょう。

 

性欲減退の可能性は1.8%

まず、最も参考になる資料として、プロペシアの添付文書から引用していきましょう。プロペシアを48週間にわたって投与した結果、副作用が起きたのは4%です。

 

プロペシア(フィナステリド)で性欲が落ちる理由を徹底究明!【出典元:http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00051088.pdf

 

このうち上位はリビドー減退(1.1%)と勃起機能不全(0.7%)で、両者を足すと1.8%です。いずれも性欲減退によって起きるものですから、プロペシアによる性欲減退の可能性は1.8%とみていいでしょう。

 

こうした経緯から、添付文書にはリビドー減退と勃起機能不全、射精障害が副作用として起きる可能性があると明記されています。

 

リビドー減退が1~5%、勃起機能不全と射精障害が1%未満です。この数字を大したことないと見るか、重大だと見るかは意見の分かれるところでしょう。

 

ただ、これまで国内でプロペシアを処方された人は20万人近くになるとされていますので、4,000人近くが性欲減退を引き起こしている計算になります。

 

これは無視できない数字ではないでしょうか。

 

プロペシアの働きはDHTの生成抑制

では、そもそもプロペシアにはどのような働きがあるのでしょうか。主成分はフィナステリドというもので、AGAの原因である男性ホルモン由来物質・DHT(ジヒドロテストステロン)を減らしてくれます。

 

DHTは頭部においてはTGF(トランスフォーミング増殖因子)という成長因子の一種であるTGF-βを増やす働きがあります。

 

 

TGF-βは成長因子ではあるものの、実際の働きは毛母細胞の分裂を抑えるというものです。これによって頭髪の成長が抑制され、最終的には毛根が死滅してしまうのです。

 

男性ホルモンからDHTを生成するためには、5α-リダクターゼという酵素の働きが必要です。フィナステリドはこの5α-リダクターゼの働きを阻害することで、DHTの生成を抑えるのです。

 

これによってTGF-βの生成量が減少し、毛母細胞が再び活性化し、頭髪が正常に成長するようになってくれるのです。

 

つまり、プロペシアは男性ホルモンそのものを減らしたり、働きを抑えたりするわけではないのです。額面通りに受け取るならば、性欲減退が起きる理由がないはずなのです。

 

男性ホルモンを減らす可能性がある

にもかかわらず、なぜ性欲の減退が起きてしまうのでしょうか。これは、プロペシアに男性ホルモンそのものを減らしてしまう可能性があることに起因しているとみられています。

 

米国立生物工学情報センターの資料には、前立腺肥大症の患者470人にプロペシアの主成分であるフィナステリドを投与したところ、血中の男性ホルモン濃度が低下したというものがあります。
【参考元:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26053014

 

排尿障害を改善するタムスロシンではこのような事は起きていませんので、男性ホルモンの減少はフィナステリド特有の問題と考えるのが自然でしょう。

 

プロペシア(フィナステリド)で性欲が落ちる理由を徹底究明!

 

なぜこのようなことが起きてしまうのかについて、詳しいことは分かっていませんが、DHTの生成を抑制した結果、男性ホルモンが過剰になってしまうことが関係しているのではないかといわれています。

 

男性ホルモンが過剰になると、バランスを取るために睾丸からの分泌量が低下します。

 

DHTが生成されないことで男性ホルモンの量が過剰気味になりますので、睾丸が常に働きをセーブし続けた結果、機能が低下してしまうのではないかとしているのです。

 

そして、怖いのは後遺症であるPFS(ポストフィナステリド)症候群でも性欲の減退が起きてしまうことです。こちらは現時点では効果的な治療法が確立されていませんので、厄介なことになります。

 

プロペシアの個人購入はやめよう

こうした副作用にもかかわらず、医療機関がプロペシアを処方し続けているのは「効果があるから」です。

 

国内での臨床データによると、3年間プロペシアを投与し続けた場合、AGAの症状が改善した人が78%、現状維持が20%、悪化した人は2%だったというデータがあります。

 


【出典元:https://www.hama1-cl.jp/propecia/clinical_efficacy03.html

 

現時点では、AGAに対してこれほどの効果を発揮する治療薬はありません。医療機関はたとえ副作用がある薬剤でも、効果があると判断すれば処方します。

 

これは医療機関、特にAGAクリニックがプロペシアの使い方や副作用への対処法について、豊富なノウハウを持っているからこそできることなのです。

 

個人輸入で入手できるが…

最近ではプロペシアやそのジェネリック(フィンペシアなど)を個人購入することも可能になっており、AGAクリニックよりも大幅にコストを抑えられるということで話題になっています。

 

 

ただ、副作用が起きた場合、自己責任で対処しなければならず、実質的に「お手上げ」になってしまうというリスクがあります。

 

コストを抑えられるのは魅力かもしれませんが、副作用のことを考えるとあまりにもリスクが大きいとしか言えません。そうでなくても、性欲の低下は若年層の男性にとっては辛いことではないでしょうか。

 

副作用を承知の上でプロペシアを使いたいというのでしたら、コストはかかっても血液検査など行うAGAクリニックの処方してもらうようにしましょう。個人購入は絶対にやめてください。

 

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