【やめたい人・始める人】プロペシアをやめたらどうなる?

【やめたい人・始める人】プロペシアをやめたらどうなる?

 

処方された人のうち、AGA(男性型脱毛症)の症状が悪化した人が2%しかいないというプロペシアですが、ED(勃起障害)をはじめとする副作用があるのも確かです。

 

副作用などによって服用を中止しなければならないケースもあるでしょうが、そのときにはAGAの症状はどうなってしまうのでしょうか。

 

そもそもプロペシアにはどのような働きがあるのか

AGAの原因は男性ホルモン由来物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)です。DHTは頭部においてTGF(トランスフォーミング増殖因子)の一種である成長因子・TGF-βの生成を促します。

 

【やめたい人・始める人】プロペシアをやめたらどうなる?

 

TGF-βは成長因子の一種ではありますが、実際の働きは毛母細胞の分裂を妨げ、頭髪の成長を抑制してしまうというものなのです。これによって毛母細胞の活力が失われ、最終的には毛根が死滅して頭髪が生えなくなってしまうというわけです。

 

プロペシアの主成分はフィナステリドといい、男性ホルモンからDHTを生成する際に必要となる5α-リダクターゼという酵素の働きを抑える働きを持っています。

 

これによってDHTの生成を抑制し、TGF-βを減らして毛母細胞を活性化させるというわけです。

 

プロペシアの服用をやめたらAGAが進行する

このように、プロペシアは一時的に5α-リダクターゼの働きを抑えるものにすぎません。もしプロペシアの服用を中止すると、再びAGAが進行してしまうのです。

 

プロペシアに含まれているフィナステリドの効果がなくなると、5α-リダクターゼは元通りの働きを始めてしまいます。これは、プロペシア投与以前のようにDHTが生成されるということです。

 

【やめたい人・始める人】プロペシアをやめたらどうなる?

 

DHTの量が増えればTGF-βの量も増えますので、毛母細胞は再び活力を失ってしまいます。最後に待っているのは毛根の死滅で、こうなると植毛以外に頼るものがなくなってしまいます。

 

つまり、プロペシアの服用によってAGAが改善している人でも、服用をやめたら元の木阿弥になってしまうということです。もしプロペシアの効果を永続させたいと考えているのでしたら、方法はひとつしかありません。

 

一生にわたってプロペシアを服用し続けることです。

 

ちなみにこれは、プロペシアに限ったことではありません。ミノキシジルをはじめとする育毛剤についても似たようなことがいえるのです。つまり、AGA対策は「一生続けなければならないもの」なのです。

 

プロペシアの問題点は副作用と後遺症

 

プロペシアの服用を一生続けなければならないということは、副作用と後遺症であるPFS(ポストフィナステリド症候群)のリスクを一生抱え続けることを意味しています。

 

では、プロペシアの副作用とはどのようなものなのでしょうか。まず副作用ですが、プロペシアの添付書類によると、投与された人のうち4%が発症するとされています。

 

主なものとしては抑鬱状態、ED、精子減少などがあり、いずれもプロペシアによって男性ホルモン自体が減少することで起きるとされています。

 

精子減少が一番問題

副作用の中でも問題になるのは、精子減少です。精液1ミリリットル当たりの精子の数が1,500万個を下回ると男性不妊症と診断されますが、フィナステリドの投与によってこれを下回るレベルになってしまうという臨床試験の結果があるくらいです。

 

 

これは、若年層の男性にとってはAGA以上に深刻な悩みとなりかねないものです。そして、プロペシアの最大の問題ともいえるのがPFSです。

 

プロペシアの投与を中止してから数週間~数カ月の間に発症するとされています。プロペシアの副作用のような症状に加え、海綿体の硬化によって陰茎が変形する「ペイロニー病」を引き起こしてしまったり、喜怒哀楽の感情が失われてしまったりすることもあります。

 

しかも、治療法が確立されていません。

 

プロペシアを一生服用するということは、副作用やPFSに一生怯え続けなければならないということを意味しています。だからといって服用をやめればAGAが進行してしまいます。

 

進むも地獄、退くも地獄というのは、こういうことなのかもしれません。

 

副作用や後遺症のリスクを減らすためにはAGAクリニックへ

プロペシアの副作用やPFSのリスクをゼロにすることはできませんが、多少なりともリスクを減らす方法はあります。それは、AGAクリニックなど専門の医療機関に処方してもらうことです。

 

AGAクリニックはAGAの患者さんを専門に診ていますので、血液検査を行って、プロペシアを副作用が起きないレベルで投与するようなノウハウを持っています。

 

万が一プロペシアの副作用が出た場合でも、皮膚科などに比べてしっかりと対処してくれます。(皮膚科は処方されるだけと思っていいでしょう)

 

間違ってもやってはいけないのは、プロペシアを個人購入することです。コスト面から見れば個人購入が一番安く、一般的な皮膚科、AGAクリニックの順で高くなっていきます。

 

しかし、個人購入は副作用が出たときに自己責任になってしまうため、対処ができなくなってしまうという問題があります。

 

AGAクリニックは無料で相談できる

いまのAGAクリニックは無料カウンセリングをまず受けるのが主流です。私もヘアメディカルの無料カウセリングに行きましたが、「治療は検討します」といえば、ホントに無料で帰ってきました。

 

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何度も書きますが、AGA治療をするならプロペシアの服用は「一生もの」です。

 

長期にわたって副作用やPFSのリスクを減らすためには、プロペシア処方についてのノウハウが豊富なAGAクリニックの方がまだ安心できるというのが実情なのです。