育毛剤イクオスの販売会社キーリーが怪しくても安心な理由!
リニューアルを遂げて、大ヒット商品となったイクオス。(そのスゴさはこっちの記事で読んでね)
しかし、販売会社であるキーリーって聞いたことない…!?信頼できる会社!?
というわけで、イクオスを販売している株式会社キーリーの実態について調査してみました!
株式会社キーリーってどんな会社?
大人気の育毛剤イクオス。販売しているのは、キーリーという株式会社です。
あまり聞きなじみのない会社名に「あやしい会社なのでは?」と不安を感じてしまう人もいるかもしれません。
株式会社キーリーの概要
株式会社キーリーの拠点は、千葉県船橋市にあります。設立は2014年5月27日と、3年ほどしか経っていません。
また、資本金の項目を見てみると3,000千円との記載が。これは漢字で千円と書いてある部分を、ゼロが3つと数えます。
つまり「3,000」に「000」を足して「3,000,000」という意味になります。ということは、資本金は300万円。
そしてキーリーで働いている人の数は22人となっています。以上から察するに、キーリーは小規模の会社のようですね。
ホームページを見てみると、社長、副社長ともに名前が記載されています。どんな人が社長をしているのかと検索をかけてみましたが、ヒットせず…
株式会社キーリーの事業
株式会社キーリーのホームページには、事業内容として以下の情報が記載されています。
- 健康関連商品の製造及び販売
- 広告業及び広告代理業
- メディアサイトの運営管理
キーリーの事業内容は、商品販売事業とインターネット事業の2種類。商品販売事業は、今のところ育毛関連のイクオスだけのようです。
利益を優先しない、質の高い商品開発がキーワードとなっています。たしかに、イクオスは他会社の育毛剤よりも割安ですよね。
ちなみに、チャップアップを販売しているソーシャルテックは、育毛剤の他にワキガや足の臭い対策のクリアネオという商品も取り扱っています。
▼ソーシャルテックのクリアネオ
ソーシャルテックのコンセプトは「コンプレックスなく明るい世界を」がテーマ。人が抱えるコンプレックスの解消を助けたいという理念があります。
だから、育毛剤とか体臭の対策商品を取り扱っているのも頷けますね。
対して、キーリーのコンセプトは「ベストを追求する」というもの。しっかりと結果を出せる、ベストな商品を提供するという理念があるようです。
株式会社キーリーは怪しい会社?
株式会社キーリーの概要だけを見ると、設立は2014年で若い会社だし、資本金も心許ないし、社長の実態もつかめない…
となれば、「怪しい会社なんじゃないの?」と少し心配になってしまいます。
会社のホームページをチェックしても、情報が少なすぎてあまり参考にはならないし、とにかくネットを検索しても、詳しい情報は出てきません。
1件ヒットしたのが、オフィスコムという施工会社が、キーリーの社内デザインを手掛けたという内容のページでした。
キーリーのロゴは猫のデザインが特徴的なのですが、どうやらその施工を行ったようです。
オフィスが存在することは分かりましたが、外見が分かったところで信頼できるかどうかは不明ですね…
参考元: https://www.officecom.co.jp/case/case_keeley.html
しかし、ひとつ発見したことがあります。キーリーのホームページに記載されている「主な取引先」という項目のひとつに、「株式会社 天真堂」という文字が!!
じつは、実際にイクオスを製造しているのは、天真堂という会社なのです。ちなみにチャップアップやブブカ、マイナチュレもここで製造されています。
キーリーは、イクオスの製造を天真堂に委託していて、販売しているだけの会社なんですね。
イクオスの製造を担当する「天真堂」とは?
販売のみを行うキーリーが信頼できるかどうかより、天真堂が信頼できるかを調べたほうが早そうですね。
というわけで、株式会社天真堂について調べてみました。
天真堂はOEM事業を手掛ける会社
株式会社天真堂は、OEM事業を手掛ける会社です。OEMとは「original equipment manufacturer」の略で、取引会社のブランドを代わりに製造すること。
OEMを利用するメリットは、その分野に関する知識を持っていなくても、専門家の意見やノウハウを参考にしながら、低コストでオリジナル商品を作れるところです。
たとえば、育毛剤などの製品を作るには、商品の企画から始まり、成分の研究や開発、容器のデザインや製造、流通など、たくさんの工程を踏まないといけません。それには、時間も資金もかかりますよね。
実際に、薬用育毛剤などの医薬部外品を商品化しようと思ったら、全ての工程をクリアするまでに、少なくとも1年はかかります。
でも、天真堂を利用すれば、すでに承認された成分の中から選ぶだけなので、コストを抑えながら簡単に製品化できるというわけです。
天真堂の概要
株式会社天真堂の本社は、東京都江東区にあります。企業理念は「アイディアを形にして世の中の役に立つ」というもの。
売れる商品作りや、売るための仕組みを構築し、それを取引先に提供することで世の中に良いものを広めたいという想いがあります。
会社の設立は、1986年12月2日。30年以上の実績があります。
資本金はなんと1億6,960万円。とても大きい会社だということが分かりますね。
天真堂は信頼できるの?
天真堂のホームページを確認してみると、いくつかの事業許可証を取得していることが分かりました。
- 第二種医薬品製造販売業
- 医薬部外品製造販売業
- 化粧品製造販売業
これらの許可証は、記載してある通り、第二種医薬品や医薬部外品、化粧品を製造して市場に流通させるための許可証です。
たとえば、実際に医薬部外品の製造販売許可を取ろうと思ったら、以下の審査が必要になります。
- 企業としての責任体制の審査
- 製品の有効性、安全性などの審査
- 製品の生産方法、管理体制の審査
これらの基準をクリアしているかの審査を行い、総合的に判断されて承認となるわけです。
たとえば「企業としての責任体制の審査」では、製造した製品が市場に出回ることに対して、最終責任を負う能力があるのかを厚生労働省や各都道府県から審査されます。
もちろん「製品の有効性、安全性などの審査」に関しても、製造する製品の性能はどうか、安全性は問題ないかなどの審査を厚生労働省が行います。
ゆえに、責任能力がある、信頼できる会社でなければ、許可を取ることは不可能なのです。
参考元: https://www.pmda.go.jp/files/000160521.pdf
自社商品として化粧品を販売していた過去
天真堂は過去に、美白オールインワンジェル「エニシングホワイト」の通販を手掛けていたことがあります。
エニシングホワイトは、楽天や@コスメなどの通販サイトで1位を獲得し、累計80万個を売り上げるヒット商品となっていたようです。
さらに、an-anや美STなどの女性誌でも、たびたび紹介されていました。
しかも、エニシングホワイトは薬用化粧品なので、分類上は医薬部外品になります。このことから察するに、イクオスを製造するための実績は十分あるようですね。
参考元: http://www.syogyo.jp/news/2016/08/post_015852
参考元: http://www.syogyo.jp/news/2017/01/post_017062
まとめ
株式会社キーリーが信頼できるのかはまだまだ不明ですが、イクオスを実際に作っているのは天真堂です。
だから、天真堂が信頼できるかどうかで判断したほうが良いですね。
今回、天真堂を調べてみた結果、厚生労働省の審査をクリアしているだけあって、製造における管理体制は抜群。
自社商品の販売実績もあるし、何よりチャップアップやブブカ、マイナチュレといったロングセラー商品の製造実績があります。
会社としては十分に信頼できるでしょう。
資本金1億以上、設立から30年以上ってところで信頼はできますけどね(^_-)