【無気力】プロペシアで鬱を発症する可能性があるらしい
プロペシアといえばAGA(男性型脱毛症)の治療では最優先で投与される薬剤で、AGAの進行を食い止める効果があります。
しかし、ED(勃起障害)や精子減少などさまざまな副作用があることでも知られています。
そのプロペシアに、鬱病を発症するリスクがあることはご存知でしょうか。
なぜプロペシアによって鬱病を発症する可能性があるのかについて、説明していきましょう。
男性ホルモンを減らすプロペシア
プロペシアの効果はAGAの原因である男性ホルモン由来物質・DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を防ぐことで、脱毛を減らすことです。
男性ホルモンの量そのものに影響を与えるようには見えませんが、実際にはそうでもないことが最近の研究で分かっているのです。
米国立生物工学情報センターのデータベースには、前立腺肥大症の患者にプロペシアの主成分であるフィナステリドを投与したところ、血中の男性ホルモンの量が減少してしまったという臨床データが収録されています。
つまり、プロペシアは男性ホルモンの量にも影響を与えてしまうのです。
なぜこのようなことが起きるのかについては完全には分かっていませんが、DHTの生成抑制によって血中の男性ホルモンが増えます。
それにより、睾丸の働きが抑制され(弱め)、男性ホルモンの分泌量減少につながってしまうのではないかという説があります。
【参考元:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26053014】
男性ホルモン減少で活力が失われる
実は、この男性ホルモンの減少が鬱病発症につながっているのです。
なぜなら、男性ホルモンには精神面に張りを与える効果があり、これが失われることが鬱病のトリガーになってしまうためです。
女性と同様に男性にも更年期障害があります。これは加齢による睾丸の機能低下が原因で、心身にいろいろな不具合が起きるというものです。
男性の更年期障害の症状として多いものの中に、集中力の低下や無気力があります。
これは睾丸の機能低下に寄る男性ホルモンの減少で精神面の張りが失われてしまったことが原因で、この状態を放置すると鬱病になってしまう可能性があるのです。
これと似たようなことが、プロペシアによってもたらされていると考えていいでしょう。
プロペシアの最大の問題点は、服用をやめたあともPFS(ポストフィナステリド症候群)という後遺症が起きる可能性があるということです。
基本的な症状はプロペシアの副作用に酷似していますが、こちらは治療法が確立されておらず、男性ホルモンの投与という対症療法しかないという問題があります。
プロペシアの「代わり」はあるの?
プロペシアによって鬱病のリスクを抱えないための方法として、最も効果的なのはそもそもプロペシアを服用しないということです。
ただ、プロペシアは3年間服用した人のうち、AGAが進行した人が2%しかいないというほど効果的な薬剤です。
【出典元:https://www.hama1-cl.jp/propecia/clinical_efficacy03.html】
「代わり」はあるのでしょうか。
プロペシアによく似た働きをするものとして考えられるのは、ノコギリヤシエキスです。
育毛剤メーカーから販売されているサプリメントの主成分のひとつで、DHTの生成を抑える効果があるのです。
メリットは、副作用がないことです。
米国立衛生研究所のサイトには、1日当たり960ミリグラムのノコギリヤシエキスを投与しても、副作用が確認されなかったという臨床試験のデータがあります。育毛サプリに配合されているのは最高でも300ミリグラムですから、副作用の心配はないでしょう。
デメリットは、プロペシアに比べて効果が落ちることです。
米国立生物工学情報センターによると、フィナステリド1ミリグラム(プロペシア相当)を1年間投与した場合のAGA改善率が68%なのに対し、ノコギリヤシエキス300ミリグラムの場合は38%にとどまっています。
【参考元:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23298508】
プロペシアの副作用は予想以上に深刻です。
AGAの症状が進んでいなければノコギリヤシエキスで育毛を考えてもいいでしょう。
プロペシアが必要なくらい進行している場合は、治療経験の豊富なAGAクリニックを受診して副作用のリスクを減らしていきましょう。
私の体験からオススメする育毛サプリは?
以前、私はプロペシアやフィンペシアで薄毛治療を行っていました。AGAクリニックに通わず、個人輸入で入手していたのです。(今考えるとリスキーですが)
個人輸入やプロペシアの危険さに気づき、それからは育毛サプリ「ボストン」で育毛生活を送っています。
AGAクリニックにも無料カウンセリングを受けたことがあります。評判がよかったヘアメディカルというクリニックです。
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「プロペシアなどの薬はちょっと恐い…」という人は、上記の記事を参考にしてみてください(^^)