コラーゲンペプチドの育毛効果と副作用をわかりやすく解説する!
コラーゲンペプチドとは?
コラーゲンペプチドと聞いて、最初に思う疑問が、「コラーゲンと違うものなの?」ということ。
コラーゲンは美容効果があり、食べ物でも女性から特に人気ですね。「コラーゲンたっぷりの鍋」とか、「コラーゲンたっぷりのスープ」などと呼んだりします。
コラーゲンは一言で言えば、タンパク質の一種。そしてコラーゲンペプチドは、分子量の少なくなったものを指します。コラーゲン自体は集合体で30万もの大きさを兼ね備えていますが、コラーゲンペプチドはそのコラーゲンが熱や酵素によって分解されて、小さくなったものを指します。
ただ、ここまでの違いを理解して、料亭やレストランが「コラーゲン」と表示しているかどうかは定かではありませんが(笑)
単純に「コラーゲンペプチド入り!」というよりも、「コラーゲン入り!」と言った方がわかりやすくて、響きもいいですから、そういったことも影響しているのかもしれません。
コラーゲンペプチドの育毛効果は?
では、このコラーゲンペプチドを摂取することでどのような変化が生まれるのでしょうか。コラーゲンペプチドには美容効果もさることながら、育毛効果が実はあるんです。
コラーゲンペプチドを体内に取り入れると線維芽細胞と呼ばれる細胞が活性化されます。この細胞は毛乳頭付近の真皮に存在しています。毛乳頭に近いところに細胞があるということは、活性化されれば周辺の血液循環が良くなります。
そうなると、毛乳頭に流れる血液が増幅され、毛包が大きく育つという好循環が生まれます。コラーゲンを摂取するとアミノ酸に分解されます。
髪への栄養は、血液で運ばれるわけですから、血流が上がるほどイイんです。
そのアミノ酸は体内を生成する血や骨、肉、皮膚などあらゆる部位を生成しているため、健康と美容、そして育毛と人間にとって良いことづくめの成分でもあるんです。
ちなみにコラーゲンはフカヒレやスッポン、豚足などにも多く含まれていますが、あまり毎日摂取するのには向いていない食材ばかりなんですよね・・・。
1日の摂取量は3g~10g程度が良いと言われているので、取り立てて多いわけではありませんが、食材選びに苦労する部分があります。定期的に摂取する場合は、サプリメントなどで服用している人が大多数です。
特にコラーゲンは年齢を重ねるごとに体内で合成されにくくなります。それゆえ、中高年になってくると肌のハリがなくなったり、抜け毛が増えたり、シワができてしまうという原因にもなります。意識的に毎日摂取することで老化防止にも繋がります。
コラーゲンペプチドの副作用や服用(使用)時の注意点は?
コラーゲンを摂取しすぎた場合は、高血圧症や脂肪過多になる可能性があります。コラーゲンは、いわばタンパク質ですから、タンパク質を摂り過ぎた時と似たような症状が起こると考えればよいでしょう。
コラーゲンペプチドは摂取してもなかなか目に見えた効果がすぐに感じにくい成分なので、もっと効果を求めて必要以上に摂取してしまうというケースがあります。
コラーゲンは皮脂の分泌が多い方、寝る時間がバラついていて睡眠時間が少ない方、ビタミンやミネラルなどの栄養素が不足している方が摂取しても効果が現れないケースがあります。
腸内でうまくアミノ酸に分解されず、肌や髪の毛への効果がうまく現れません。そういった時でも慌てることなく、生活レベルを見直すことでコラーゲンペプチドの効果を徐々に得られるはずです。
また、サプリメントだけで1日に必要な摂取量を補う必要はありません。食事の中で気にしていなくても鶏の皮や軟骨などいつの間にか、コラーゲンを摂取しているという可能性も十分にありますからね。